前回記事の続き
こんにちは。日本初の零売薬局×パーソナルジム
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今回は、【非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の発症機序仮説】について
近年、薬学雑誌などにて発症機序仮説などが論文で出ていたりします。
【Two Hit Theory】というのが、かつてのNASH発症の仮説でした。
これは、肥満やインスリン 抵抗性などによって、肝臓内に脂肪が蓄積することで脂肪肝を発症し、そこに炎症性サイトカインや酸化ストレスなどが何らかのセカンドヒットすることで脂肪肝炎に進行しているというものです。
しかし、2010年頃から【Multiple Parallel Hit】という
NASHの進行には、多くの因子が並行して起きる結果、肝臓の炎症が生じ脂肪肝発症に繋がるというが報告されました。
特に、リポポリサッカライド、Toll様受容体、サイトカインや遊離脂肪酸などの腸および脂肪組織由来因子が中心的な役割を果たしていることが提唱されています。