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【AAAMIN】2020年7月号 アライメントについて

富山でパーソナルトレーニングなら

薬剤師(兼)トレーナー

今回は【アライメント】について

 

理想的な姿勢アライメントとは?

コレは、一意的に決まるモノではありません。

個々人の状況に応じて異なります。

 

理想のアライメントとはそれぞれの骨の形態や身体的な特性に応じて全身各部位の力学的な負荷が最小限になるような姿勢とされています。

 

一般的な【健常者】の平均的な姿勢

 

矢状面で重心線は、耳介の近くを通り股関節中心とほぼ一致します。

足部では、足の踵から40%分前側に進んだところが重心線とされる

 

しかし、左右で異なる運動を日常的に行うスポーツ選手音楽家は、骨盤や脊柱の彎曲、肩甲骨の高さ非対称性などが生じます

 

高齢者では、加齢の影響で立位姿勢での非対称が出たりもします。

(※テニスや野球などをしている方では、利き腕側の肩甲骨は反対側よりも内旋、前傾位になりやすい。

バドミントン、体操、野球経験のある僕自身もそうなっています。

 

バドミントンのスマッシュ動作、野球でのピッチング動作などでは利き腕(を肩甲骨側に内旋させる)での動作が反対の腕よりも圧倒的に多くなりますよね?

 

アライメント異常は先ず、①上半身②下半身とで分けます。

分類の基本は、矢状面での上と下の位置関係を見る。

(※上半身と下半身の繋ぎの役割は股関節とする)

 

(前具合)

・下半身 >> 上半身 (骨盤後傾)

・下半身 = 上半身

・下半身 << 上半身 (骨盤前傾)

 

上半身後方タイプは、上半身中央および前方タイプよりも腰痛および頸部痛を有する割合が高いと報告されている。

 

高齢者に多い姿勢

伸展型(上半身後方)・・・腰痛椎間板変性 多い

S字型(中央型)・・・胸椎圧迫骨折 多い

屈曲型(上半身前方)・・・胸椎圧迫骨折 + 腰椎椎間板変性 多い

手膝上型(上半身前方)・・・屈曲型より腰椎椎間板変性が著しく多い

アライメント評価

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アライメント評価の原則は、全体的にみてから徐々に局所へと移行していく。

木を見て、森を見ず】にならないように。

 

アライメントを見ることで、重心線と身体各部位の位置関係から関節モーメントが推測でき、局所の組織にどのようなストレスがかかっているかを判断する

 

一般的な【健康成人】では。

第7頸椎(直垂線)と仙骨底後緑の間で直線的な線が引ける筈である。

(※コレには、本来、X線画像が利用される)

 

視覚的には、

C7レベルの頸部輪郭の前後中央 × 上前腸骨棘-上後腸骨棘の後ろ1/3の位置関係でみる

(※C7垂線は重心線(股関節中心)とは重ならず、別である)

 

一般的には、肉眼での評価は難しいのでお客様の上半身(肩)に手を後ろから乗せ、下向きに力を加えることで骨盤の動きを見る

(※そうすることで動きがより促進されるので、判別しやすい。動かない人は中央型である)

 

しかし、コレだけでは不十分であり額面上・水平面上の評価が必須とされている。

 

脊柱後弯の評価

簡易的には、壁に背をつけてもらう壁-後頭間距離テスト(耳介-眼を並行にしたまま、壁に後頭部がつかないなら陽性)

肋骨-骨盤間距離テスト(2横指以下で陽性)

 

体幹アライメント

左右の肩峰の高さ・前後変位をチェック

(※肩峰の位置関係は、胸郭の傾きだけでなく、肩甲骨の変位も反映

 

骨盤は日本人であれば、一般的に35°前傾とされている。

欧米人であれば、40°

 

・上半身と下半身の前後変位は、関連性があり、互いに反対方向に変位していることが多い。

・仙骨の前後傾は、腰椎の前後彎と強く関連

・胸椎の港湾は、頭部の前方変位へ関連

 

しかし、腰椎前彎と胸椎後弯には関連性は強く見られないとされている。

 

今回はここまで。

 

参照)

運動療法学 障害別アプローチ理論と実際 第2版

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