当記事をご覧の方は、産後ダイエットや筋力トレーニング、ダイエット、スポーツ貧血で調べられている方ではないでしょうか?
今回は【スポーツ貧血】について
そもそも、スポーツ貧血とは何なのか?
スポーツ貧血とは、スポーツによる貧血とされており、バスケやバレーボール、マラソン、剣道などのような強い踏込動作の激しいスポーツを行うことで生じる。
外科医師マンガ【ゴッドハンド輝】にも出てきますよね。
激しい運動を行うことで、足の裏の毛細血管内で自分の赤血球を数多く踏み潰してしまうことで発生するとされている。
簡単な話、激しい足の動作により血管が収縮して血液中の赤血球が壊れるということです。
【行軍血色素尿症候群】とも呼ばれる。
(※長距離の行軍により、赤血球が足の裏で壊れてヘモグロビン尿が出ることが由来とされている)
赤血球が壊れると、中にあった成分が漏れ出てきます。
そのため、一時的なカリウム値、LDH、AST、鉄が高くなってしまいます。
検査値に対して一時的に影響が出てしまうことも。
スポーツ選手で見られる貧血の中でも鉄欠乏性貧血が多いとされるが、この原因はスポーツでの多汗によると考えられている。
(汗に鉄分も含まれているため)
赤血球の低下は、血液中の酸素運搬能力の低下を引き起こす。
貧血はスポーツ選手にとって好ましくない状態であり、全身持久力の低下などをもたらします。
つまり、スポーツパフォーマンスを低下させる要因である。
(※ドーピングで赤血球を増やして酸素運搬能力を高める薬とかもありますよね?)
スポーツ選手では、運動後の血尿をおかしく思い医療機関を受診するケースも少ないないそうだ。
スポーツ選手では、トレーニング開始早期に【全身適適応現象】として約15~20%の循環血漿量の増加が起きます。
その結果として、希釈性の貧血が起きる。
(※Pseudoanemiaと呼ばれる)
わかりやすく、機序を説明すると
①トレーニング初期に毛細血管圧の上昇や乳酸などの代謝物が生じることで組織側の浸透圧が高まる。
②血漿が血管から組織の方へ引っ張られるので血液内の血漿量は低下する。
③すると、身体はそれを補うために代わりに水分を血管側へ保持するようにホルモンやアルブミンを放出するため最終的には元より増えることに。
また【Pseudoanemia】期では、パフォーマンス低下はみられない。
1~2ヶ月後には元に戻る。
次は、スポーツ選手にパフォーマンス低下をもたらす貧血とは?です。