こんにちは。富山県内初の零売薬局×パーソナルトレーニングジム
AMI薬局×FitnessPharmacyです。
当記事をご覧の方は、妊娠中の方や授乳中の方、産後ダイエット、筋力トレーニング、ダイエットでパーソナルトレーニングジムや相談薬局をお探しの方ではないでしょうか?
先ず、【妊婦・授乳婦と医薬品について】
当薬局にも、授乳中の方から御相談が来ることがあります。
一般の方に覚えておいて欲しいのですが、妊娠中の方は基本的には、余程の医薬品を使用することで御自身にメリットがない限りは推奨されていません。
(※ここが医療の難しいところです)
分かり易いように説明しますね。
妊娠中の方は↓こういう感じです。
【母体(母親)ー 胎盤 ー 胎児】
そして、母体(母親)が風邪をひきましたと。
この際、薬を服用することでメリットがあるのは母体(母親)ですよね。
しかし、お腹にいる赤ちゃん(胎児)は風邪をひいていないので、お母さんの飲んだ薬の一部が入ってきます。
つまり、赤ちゃん(胎児)からすれば、メリットは殆どないですよね?
(※風邪をひいていないので)
むしろ、医薬品による求めていない作用(副作用)が起きてしまうデメリットに晒されてしまいます。
また、元々、医薬品を使用していなくても【ベースラインリスク】と言いますが
流産や先天異常の発生率は必ずあるのです。
医薬品不使用の健康な母体でも起こるリスク
①流産・・・15%
②先天異常・・・3〜5%
つまりですね。
健康な母親であり、妊娠中において医薬品を使用していなくても5%でお子様に先天異常が起こりうるのです。
この5%という数字ですが、日本の伝統ギャンブル
【パチンコ屋】にて、ジャグラーなどのスロットなどをやった事がある方なら想像しやすいと思いますが。
【合算確率1/20】という確率は、決して起こり得ない珍しいといえる確率ではありません。
(※寧ろ、ギャンブラーなら如何にコレが身近にあるかわかると思います。)
上述しているようなこともあり、もし医薬品を服用していて出産したお子様に先天異常が見つかった場合。
・元々のリスク(3〜5%)のせいなのか?
・医薬品による影響なのか?
の判断が難しく、ご両親にとっても医療従事者にとっても後味の悪い形になってしまいます。
そのため、妊娠中の方への安易な薬剤使用は推奨されていないのです。
しかし、ここからが医療の難しいところです。
母体(母親)の健康が病で不調にも関わらず、リスクばかりを考えて医薬品を使用しないことで放っておいてもよくないのです。
そのため、妊娠中の方の今の状態(妊娠○○週目)なども考慮しつつ、必要であれば医薬品を使用して治療します。
胎児(お子様)が風邪を引いていないからと、母体(母親)が無理をしていても母体(母親)が健康であっての胎児(お子様)なのですから。
理想は、かかりつけの信頼できるその道の専門医であるプロ(産婦人科医)の方に相談することです。
病院さんが対応していない時間でお困りであれば、当薬局でもお調べは致します。