こんにちは。富山県初の零売薬局×パーソナルトレーニングジム
AMI薬局×FitnessPharmacyAMIです。
当記事をご覧の方は、富山県内で産後ダイエットやお子様のスポーツトレーニング、筋力トレーニング、ダイエットなどでパーソナルトレーニングジム、相談薬局をお探しの方ではないでしょうか?
今回は【薬と食品 解説①】
薬には、食品と相性の悪いものも少なくありません。
有名どころとしては、
・グレープフルーツジュース(GFJ)
なんと20年も前に発見されている薬との相性の悪さです。
フラノクマリン誘導体(柑橘類には含まれず、GFJとその近縁の果物にのみ含有)と呼ばれる成分が原因とされており、消化管(小腸)における薬物代謝(分解)機構【CYP3A4】を阻害することで薬の吸収を高めてしまうのです。
(※肝臓にもCYP3A4という代謝酵素はありますが、シクロスポリンという薬剤を静脈で(口からではなく、注射で入れること)投与したところ影響もなかったという報告もあり、小腸のCYP3A4を阻害しているのではないか?とされている。)
<飲み合わせNG薬剤(例)>
・カルシウム拮抗薬(二フェジピン、フェロジピン、ニソルジピン)
・高脂血漿治療薬(アトルバスタチン、シンバスタチン)
・催眠鎮静薬(トリアゾラム)
・精神神経薬(カルバマゼピン)
もし、グレープフルーツジュースを飲んでいる方が、降圧剤(血圧を下げる薬)を服用すると。
本来よりも沢山の薬が、腸から体内へ吸収されますよね?
その吸収の増え方が、1.2倍など小さい変化ではなく、数倍なので危険なのです。
そしたら、効果が想定よりも強く出てしまい血圧が下がり過ぎてしまいます。
なので、口から服用する錠剤やカプセルの医薬品では注意が必要なのです。
その為、保険薬局などで薬剤師の方からお薬を貰う際に『グレープフルーツジュースとは一緒に飲まないように』と指導を受けますよね。
なので、グレープフルーツジュースを好んで飲む方はお薬を飲む際はご注意下さい。
参照:
耳展 42 : 4 ;430〜433, 1999
一般社団法人くすりの適性使用協議会