こんにちは。富山県内初の零売薬局×パーソナルトレーニングジム
AMI薬局×FitnessPharmacyAMIです。
当記事をご覧の方は、富山県内で零売薬局、相談薬局で検索された方や産後ダイエット、筋力トレーニング、スポーツパフォーマンス向上で検索された方ではないでしょうか?
今回は【老化と酸化ストレス】について
女性は勿論のこと、男性でも老化を気にする方は増えてきています。
一般的に、その老化とよく結び付けられているのがビタミンではないだろうか?
酸素は平時でも活性酸素に変換されることで、生体成分を酸化し続けている。
遺伝子の障害を引き起こす様々な要因の中でも活性酸素やフリーラジカルは最大の要因である。
種としての最大寿命は抗酸化防衛因子の活性と関係しており、組織や血漿中のビタミンE・アスコルビン酸(ビタミンC)・尿酸とも相関を示すと報告されている。
しかし、寿命延長の因子で最も有効なのは【カロリー制限】である。
食べすぎず、食べなさすぎず。
高齢動物では、ミトコンドリアの産生する活性酸素量が増加すると考えられているが、加齢と共に基礎代謝などは落ちる為まだ不明な点も多い。
酸化物質は悪なのか?と言うと絶対悪でもない。
スーパーオキシドは排卵時に多量に産生され、顆粒細胞層のアポトーシスを誘起して細胞壁を崩壊させ、成熟卵細胞が腹腔へ船出するスイッチのような機能をしている。
その為、スーパーオキシドを抑制しすぎると排卵も強く抑制される。
活性酸素は、排卵における卵胞壁破壊のための生理活性因子として利用されている。
【ヒトは血管と共に老いる】
老化現象は、血管老化と並行して起こることが多い。
上述で出てきた抗酸化物質の一つ【尿酸】
ATPがヒポキサンチンやキサンチンに代謝され、キサンチン脱水素酵素により尿酸を生じるが、ヒト以外の動物等ではウリカーゼによりアラントインへと代謝される。
しかし、人ではウリカーゼの遺伝子が変位して不活化しているので尿酸が最終産物となる。
尿酸は、抗酸化活性を有しているので血管組織の保護をしていると考えられている。
つまり、尿酸を分解できなくなったことで人は痛風というリスクは背負ったが、活性酸素による老化を遅らせて寿命を伸ばした進化とも捉えることができる。
参照文献)
日本老年医学会雑誌39巻1号(2002:1)