こんにちは。富山県内初の零売薬局×パーソナルトレーニングジム
AMI薬局×FitnessPharmacyAMIです。
当記事をご覧の方は、産後ダイエットやダイエット、筋力トレーニングでパーソナルトレーニングジムをお探しの方。
肝斑やシミでお悩みを抱えている方、トラネキサム酸・トランサミンに関して悩みを持っている方で相談薬局や零売薬局を探している方ではないでしょうか。
今回は【肝斑とトラネキサム酸】について
私達のところにも、女性で肝斑やシミでお悩みを持っている方から相談を受けることが少なくないです。
先ずは、肝斑について説明しよう。
読者の方は、【シミ】と聞くと何を思い浮かべるだろうか?
シミの定義:メラニン色素の増加により生じる色素異常症を指すことが多い。
(※メラニンの産生が増加している状態を指す)
人間には、代謝・分解という機能もあるため基本的にはメラニンが産生されたとしても薄くなる筈である。
つまり、【産生=分解】というシーソーのような感じでバランスを取っている。
しかし、どういうわけかメラニンの【産生】と【排出】のバランスが崩れた際に"シミ"という形で生じると考えられている。
一概に"シミ"と言っても、種類があり
①メラノサイトの異常が原因・・・肝斑、雀斑(そばかす)
②ケラチノサイトの異常が原因・・・日光黒子(ほくろ)、脂漏生角化症
③炎症後色素沈着・・・色素沈着性接触性皮膚炎、薬疹
※メラノサイト・・・色素細胞
※ケラチノサイト・・・表皮細胞
一般の方の中では、【30歳以降に出現する顔の色素沈着】と認識されていることが多い。
そんな【女性の天敵】とも言える【シミ】だが、意味があって作られている。
それは"紫外線からのDNA損傷を防御するため"である。
(※美容の敵ではあるけども、悪意のある悪者ではない)
【メラニンはどう代謝・排出される?】
①ケラチノサイトでの消化+角質のターンオーバーで剥がれ落ちることで
②種々の炎症性皮膚疾患(火傷、湿疹)が原因としてケラチノサイトが壊死したりすることでメラニンが真皮に滴落する。これをマクロファージ(掃除屋)が貪食したりすることで血管・リンパを介して排出される。
兎に角、一般の方的には、【メラニン産生が多い状態=シミ】と考えてもらうと分かり易いかもしれない。
【肝斑の特徴】
肝斑には、女性ホルモンの影響も指摘されており、
"30代〜閉経前"の女性で悩みを持つケースが多くなる。
実際、閉経後には肝斑で悩まされなくなる女性も少なくない。
肝斑は、大きさが様々であり、境界明瞭で左右対称にみられることが特徴の一つである。
額・頬・頬骨・口囲に生じる。
【雀斑(そばかす)の特徴】
日光に当たる露出部分である両頬〜鼻背にかけて生じる。
3歳ごろから出現し、思春期に目立ち始める。
雀斑(そばかす)は白人に多くみられ、日本人では色白の人に多くみられる"遺伝性"の疾患である。
(※優性遺伝)
参照)
都民公開講座 顔がシミだらけにならないようにするためのお話
順天堂医学 . 2006,52 P.437~442
皮膚・第30巻・第5号・昭和63年10月