こんにちは。富山県内初の零売薬局×パーソナルトレーニングジム
AMI薬局×FitnessPharmacyAMIです。
当記事をご覧の方は、富山県内で産後ダイエットやダイエット、ボディメイク、筋力トレーニングでパーソナルトレーニングジムをお探しの方。
ニキビ(尋常性痤瘡)でお悩みを抱えており、相談薬局や零売薬局をお探しの方ではないでしょうか?
今回は【ニキビ(尋常性痤瘡)について】
ニキビは、医学的には【尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)】という病名で名付けられています。
主に【思春期以降】に発症する【顔〜胸・背中など】において、脂質代謝異常、角化異常、細菌増殖などが複雑に絡み合い生じる慢性炎症性疾患である。
日本においては、約90%以上の人が経験するとされる。
(※逆に、数%の変わった一部の方は、悩まされない。そちら側になりたいものだ・・・・)
日本では、【ニキビは青春のシンボルである】と言われ、「生理的な現象だ」と軽視されていた背景があり病気としての認識が遅れていた。
しかし、ニキビ(尋常性痤瘡)で医療機関に相談や受診する方は約10%程度と少ない。
(※是非、街中の医療機関に相談してみて欲しい)
特に、思春期の女の子ではニキビ(尋常性痤瘡)が【いじめ】の原因にもなる事があり、日常生活の質(QOL : Quality Of Life)が低下する事が指摘されている。
医療業界では、効能の裏付けがしっかりとあるもの〜無い物までをエビデンスレベルという形で推奨ランクが定められている。
A・・・強く行うことを推奨
A※・・・行うよう推奨
B・・・行うよう推奨
C1・・・選択肢の一つとして推奨
----------------壁-----------------
C2・・・十分な根拠がないので推奨しない(根拠がないか有害)
D・・・行わないのを推奨(無効どころが有害である)
つまり、C2とDランクは有害な可能性があるので使わないことを推奨される。
基本的に、3ヶ月以内を急性疾患とし、3ヶ月以上の継続するものは慢性疾患とされる。
(※これは、ニキビだけではなく、腰痛症などでも該当する。)
【炎症性皮疹】
軽度・・・片顔に5個以内
中等度・・・片顔に6〜20個
重症・・片顔に21〜50個
最重症・・・片顔51個〜〜
【医療で用いられるニキビ治療薬】
・クリンダマイシン1%・・・A
・過酸化ベンゾイル3%配合ゲル・・・A
・過酸化ベンゾイル2.5%配合ゲル・・・A
・アダパレン0.1%ゲル・・・A
・漢方【荊芥連翹湯】・・・C1
・漢方【清上防風湯】・・・C1
・漢方【十味排毒湯】・・・C1
・イオウカンフルローション・・・C1
・ビタミンC(シナール等)・・・C1 (※保険医療では使えない)
当薬局(零売AMI薬局)で取り扱いが可能なのは、
①漢方薬全般②イオウ・カンフルローション③医療用ビタミン剤である。
【ディフェリンゲル(アダパレンゲル0.1%)】等は医師の処方箋が必須となる。
ディフェリンゲル(アダパレンゲル0.1%)は、副作用(赤み、乾燥、刺激感、皮膚が剥がれる等)も多く(約80%)の方に生じ、「ニキビ治療で使っているのに、ニキビが悪化する」と相談する患者さんも少ない。
(※副作用の発生率は、使用者の78.9%で生じる事が第Ⅲ層臨床試験(薬を作る為に患者様に使用している研究段階)で報告されている)
その為、指定されている用法と用量を患者さん自身で変えてしまい適切な治療が行えていない可能性は高いと十分に考えられる。
本来、保険医師か保険薬剤師がその事を事前に詳細に説明しておき、予め理解してもらうようにしておく事が服薬コンプライアンスにとっても医療費を無駄遣いしない為にも大切である。
また、アダパレンゲルは、外用とはいえ成分自身が催奇形性のリスクもあることから、【日本においては妊娠中の方は使用禁忌】となっている。
参照:
尋常性痤瘡治療ガイドライン2017
日薬理誌(Folia Pharmacol.Jpn.)134,37~45(2009)