（富山）ステロイド外用剤について 富山で相談・零売薬局なら|AMI薬局×FitnessPharmacyAMI | 薬局としての知識を用いた体内からの手助け

こんにちは。富山県内初の相談・零売薬局×パーソナルトレーニングジム

AMI薬局×FitnessPharmacyAMIです。

当記事をご覧の方は、富山県内にて産後ダイエットや筋力トレーニングでパーソナルトレーニングジムをお探しの方。

アトピー性皮膚炎や火傷、虫刺され、痒み、かぶれ、軽度の化粧負け等、幅広く使用されます。

（※アトピー性皮膚炎の方は、基本的には医師の診察を受けましょう。薬がなく次の受診まで困るという方は可）

ステロイド外用剤には大きく分けて５段階の強さがあり、その強さによって子供〜大人まで使用適正な部位が異なる。

身近で起きる軽度な症状によく使われる身近な薬なので、セルフメディケーションの観点からも一般の方は知っておいて頂くと良いでしょう。

【ステロイド外用剤の強さ（ランク）】

※ステロイド外用剤の強さ（ランク）は、血管を収縮させる能力（血管収縮能）を元に区別されています。

①Strongest（最も強い）

小児：原則、使用不可。

成人：手や脚

（※顔や粘膜などの皮膚の薄い部位への使用は適切ではない）

②Very Strong（二番目の強さ）

小児：腕や脚

成人：体幹

③Strong（三番目の強さ）

小児：体幹

成人：全身（顔を除く）

④Medium（四番目の強さ）

小児、成人：全身使用可能（顔も）

⑤Weak（最も弱い）

小児、成人：全身使用可能（顔も）

この５段階の中に、色々な種類のステロイド剤が分類されている。

なので、効果と副作用を加味した上でどれが適切かを検討する必要性があります。

【ステロイドが使われる例】

①虫刺され

②かぶれ（接触性皮膚炎）

③湿疹やおむつかぶれ、生理用品でのかぶれ

④軽度の火傷

（※火傷適応を持つステロイド塗り薬は一部であり、一般の方は薬剤師に相談するように）

化粧負けや肌荒れ等で顔や首回りに使用する際は、Mediumランク以下のステロイド５gチューブ1本で様子を見ることが無難である

【セルフでのステロイドが適さない症状】

①感染性のもの・・・水虫など

②広範囲の症状・・・手のひらサイズの火傷など

※慢性的な肝臓疾患を持っている方は、脳内ホルモンのバランスが乱れ、全身に"痒み"を感じやすくなることがあり、塗り薬だけでは根本改善ができない場合がある。

参照）

ジェネラリスト必携　この皮膚疾患にはこの処方

血管収縮試験 日独医報 13-20 1993

保湿剤の指摘外用方法の検討 皮膚の科学5:311-316.2006

【ステロイド外用剤の使い方】

基本的には、朝と夕（入浴後）の1日2回が原則となります。

肌荒れした際やかぶれの際だけの使用であれば問題ない。

しかし、継続的にStrongランク以上のステロイドを使用している方は、ランクを落として1日1回 or 隔日使用で辞めていくのが良い。

ただ、①虫刺され ②火傷 ③かぶれ ④化粧負けなどのセルフメディケーションで使用する範囲内では副作用を心配する必要性は殆どない。

（※症状がある時だけで何ヶ月も使用したりしないですよね）

【ステロイド外用薬の副作用】

ステロイドの外用（塗り薬）では、内服（飲み薬）のような全身的な強い副作用はなかなかみられない。

（※症状のある皮膚に塗っているだけのため、内服とは吸収量が大きく異なる。）

しかし、Strongest（最も強い）を全身に毎日10g使用するとプレドニン5mgを内服しているのに匹敵する事が報告されている。

（※適正な部位に適正な強さのステロイドを使えば、全身性の副作用は生じ難いと言える。）

【強いステロイド外用剤が顔に使えない理由】

・酒さ様皮膚炎のコラムをみている方だと、理解しやすいが、強いステロイドを顔に使い続けると局所的副作用が生じるため、ランクで部位分けされている。

（※その為、ランクの低いステロイドを顔に使用する）

つまり、ステロイドは血管を収縮させる能力で強さを分類しているが、強いステロイドを継続的に顔に使用していると顔の血管が収縮し続けてしまう。

そこに突然のステロイド中止をしてしまうと、リバウンドで血管拡張が起きますよね？

ステロイドでの局所副作用には

・ステロイド痤瘡

・ステロイド潮紅

・皮膚萎縮

・多毛

などがある為、範囲内で適正に使用しましょう。

今回はこれまで。

富山県内で産後ダイエットや筋力トレーニングでパーソナルトレーニングジムをお探しの方。

相談・零売薬局をお探しの方は、是非、当ジムも検討してみて下さいね♫