こんにちは。富山県内初の相談・零売薬局×パーソナルトレーニングジム
AMI薬局×FitnessPharmacyAMIです。
当記事をご覧の方は、富山県内にて産後ダイエットや筋力トレーニングでパーソナルトレーニングジムをお探しの方。
風邪っぽい等で相談薬局・零売薬局をお探しの方ではないでしょうか?
今回は【鎮咳薬(咳止め)】について
咳止めと言っても種類があります。
・中枢性鎮咳薬・・・麻薬性・非麻薬性
・末梢性鎮咳薬・・・咳受容体(漢方薬や去痰薬などが該当する)
麻薬性の咳止め=コデインリン酸塩
非麻薬性の咳止め=アスベリン(チペピジンヒベンズ酸塩)、メジコン(デキストロメトルファン)、アストミン(ジメモルファンリン酸塩)、レスプレン(エプラジノン塩酸塩)、フラベリック(ベンプロペリンリン酸塩)等
非麻薬性の咳止め薬は種類が多いので一部で省略しておく。
基本的には、中枢性の鎮咳薬は使用する必要性は低い。
また、コデイン等の麻薬性鎮咳薬は更に使用する必要性が低い。
麻薬性のコデインは市販薬としても手軽に販売されており、咳止めとしてではなく大量摂取による覚醒剤のような"キメる"目的として利用されることが日本では多く、社会問題になりつつある。
更に、コデインは12歳未満は使用禁忌となっている。
これは代謝酵素の関係に個人差があり、稀に代謝が異常に早くなり中毒症状が起きて亡くなる小児も出たためである。
また、「成人なら安心か?」と言うとそうでもなく、コデインには【気道粘液の分泌抑制】があるため、喘息発作の方には禁忌である。
また、私がドラッグストア等で保険薬剤師をしていた際には、確実にお客様に職業を確認していた。
コデインには、【気道粘液の分泌抑制】があるため、声が枯れてしまう方がいる。
そのため、声を使う歌手・アナウンサー・教師・講師、政治家等の方は仕事に不都合が出てしまう可能性があるため、避けるべきである。
もし、「咳に困っていてどうにかしたい」場合、非麻薬性の鎮咳薬を選択肢に選ぶようにして頂きたい。
また、小児の急性咳嗽患者さんに対して去痰薬のカルボシステインに加えてアスベリン(チペピジン)を投与すると症状が長引く可能性も近年(2019年)は報告されている。
参照)
外来小児科 Vol.22 No.2(2019)
薬の比較と使い分け100