こんにちは。富山県内初の相談・零売薬局×パーソナルトレーニングジム
AMI薬局×FitnessPharmacyAMIです。
当記事をご覧の方は、富山県内にて産後ダイエットや筋力トレーニングでパーソナルトレーニングジムをお探しの方。
水虫等で病院で薬を貰っていたが、病院に行く暇がなく困った方ではないでしょうか。
今回は【抗真菌薬の外用剤】について
まず大切な事として、抗真菌薬外用剤に関しては添付文書(公文書)に掲載されている効能効果を鵜呑みにし過ぎてはいけないことが、日本の医大皮膚科関係者(教授〜准教授等)〜皮膚科専門医の方々が集まって出版された書籍にて、近年は指摘されている。
白癬(一般的には:水虫)やカンジダ症(真菌(カビ))、マラセチア感染症などの皮膚真菌症は、
【表在性】であり、多くが外用抗真菌薬にて治療が行われる。
しかし、外用抗真菌薬の添付文書上の効能・効果が必ずしも実際の効果とは一致していないことが指摘されている。
【イミダゾール系抗真菌薬】
ルリコナゾール・・・幅広く使用が可能(3菌種に可)
ラノコナゾール・・・幅広く使用が可能(3菌種に可)
ケトコナゾール・・・カンジダやマラセチアには良い。
白癬菌には、いまいちである。
ネチコナゾール・・・カンジダには良い。白癬菌、マラセチアにはいまいちである。
ビホナゾール・・・どの菌種にも効果はいまいちである。
【外用抗真菌薬での注意点】
・かぶれる可能性・・・刺激性があるため、刺激性皮膚炎リスク
(足白癬やカンジダ症では、湿疹などの合併症を伴うことも多いので、皮膚炎には注意を払うようにしておこう。)
※合併症がある場合、先にステロイド外用〜亜鉛華軟膏等でそちらにアプローチする必要性がある。
【皮膚刺激性の差】
抗真菌外用薬の皮膚刺激性は、薬の剤形で少し異なる
軟膏 < クリーム < 液
の順で刺激性が高い。
軟膏は最も、ベタつきがあるが刺激性は最も低い。
皮膚刺激性は湿潤によっても起こるため、脇や足の指の間は皮膚が密着して湿潤しやすいのでガーゼなどを挟んで防ぐことも大切である。
※使用中に、赤みや痒みなどが生じたら中止すべきである。
(薬が合わずに悪化しているのに、症状が悪化していると勘違いして薬を余計に使用することを防ぐ必要があるため)
副作用で一時的に抗真菌薬外用を中止した際には、ステロイド外用等で、刺激性皮膚炎を鎮めた後に再開すべきである。
(※その際に、抗真菌薬外用の種類を変更すると更に副作用も避けることができる可能性があり◎)
頭部の抗真菌薬(ケトコナゾールローション等)では特に、悪化することが多いとされる。
(※これは、頭皮は髪の毛があるため液剤となっているからである。)
その際には、経口での抗真菌薬が候補になりうる。
参照)
Jpn.J.Med.Mycol,Vol,35,347-352,1994 ISSN 0916-4804
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