こんにちは。富山県内初の相談薬局・零売薬局×パーソナルトレーニングジム
AMI薬局×FitnessPharmacyAMIです。
当記事をご覧の方は、富山県内で産後ダイエットや筋力トレーニングでパーソナルトレーニングジムをお探しの方。
水虫や爪白癬で抗真菌薬を探していたり等で相談薬局・零売薬局をお探しの方ではないでしょうか。
今回は【爪白癬(水虫)】について
爪白癬(爪の水虫)は、診断と真菌要素の確認が不可欠とされています。
(零売薬局でも薬の対応は可能ですが、先ずは皮膚科さんなどに受診をして診断を正しくつけて頂くようにしましょう。)
爪白癬(爪の水虫)の治療方法は、経口での抗真菌薬か爪白癬の塗り薬が使われたりします。
日本は、急速に高齢化が進んでいる国で、加齢による年齢増加と伴に爪白癬(爪の水虫)罹患率が上昇しています。
その背景もあり、日本では世界に先駆けて10%エフィコナゾールや5%ルリコナゾールが外用薬として使用できるようになりました。
足の白癬(水虫)の場合は、今回の記事ではなく【ルリコンクリーム】等のページを見て頂くように。
(※今回は爪白癬(爪の水虫)のため)
【内服と外用の使い分けは?】
内服治療薬は"処方箋医薬品"に分類されており、法律上の関係でAMI薬局では取り扱いできない。
(※内服の抗真菌薬は、肝機能異常の検査等で必要な検査もいるため妥当である。)
・外用薬・・・爪の先端部分等(表在型)の限定的な症状時に
・内服・・・爪全体が既に侵されている時に
一部分の爪白癬(爪水虫)では、基本的に外用(塗り薬)での治療が第一選択となる。
爪白癬の外用液は、以前の記事で紹介しているように(軟膏 < クリーム < 液で)接触性皮膚炎が生じやすいので広範囲の使用ではなく病変箇所に使用する。
※注意点として、数ヶ月間は効果が実感できないので辛抱強く使用を継続することが治療においても大切であり、患者さんにも理解して頂く必要性がある。
爪白癬(爪水虫)は、日本での罹患率が10%程度とされる。
爪の変形を起こす疾患の約50%が真菌によると考えられているため、爪の変形で悩みを持つ患者さんには、爪以外の箇所もみて診察することが医師の中では推奨されている。
(※目で見ただけで確定はできないので、鏡検なども必ず行う)
液剤の長期使用では、接触性皮膚炎を経験することがあるため、使い方に慣れてきたと「広範囲への勝手な使用」は行わないように啓蒙が必要である。
もし、接触性皮膚炎の症状が出てきた際には、一旦の抗真菌薬の使用を中止し、ステロイド外用などで炎症の鎮静化を行う。
参照)
日臨皮会誌:35(1),079-086,2018(平成30)085
日臨皮会誌:35(4),615-621,2018(平成30)615
ジェネラリスト必携!この皮膚疾患にこの処方
真菌誌 第61巻,39-42,2020 ISSN 2434-5229