こんにちは。富山県内初の相談・零売薬局×パーソナルトレーニングジム
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今回は【消化器疾患と亜鉛】について
医薬品には、消化管の疾患に使われる薬がいくつかあります。
胃薬と言っても種類もあります。
・痛み止め(ロキソニン等)は胃が弱い方には荒れたり、酷い場合は胃に穴が空いたりします。
こういう方には、胃薬も一緒に飲む必要がありますよね?
それでは、どのような薬があるのか?
①胃酸の分泌を抑えるもの
②胃の防御因子を増やして守るもの
このように1つではなく幾つか対策の仕方があります。
他にも、牛乳でアレルギーを持っていない方であれば痛み止めを服用する際に、牛乳を飲めば抑えることを期待することもできるでしょう。
(※牛乳が胃の粘膜に薄い膜を張って守ってくれる。)
今回は亜鉛ですが。
亜鉛は人にとって代表的な必須微量元素です。
消化器疾患の中では、胃潰瘍などに使われたりします。
【どうして胃潰瘍に亜鉛?】
消化管の防御機構には、HSP(ヒートショックプロテイン)があり、「これが重要な役割をしているのではないか?」と考えられたことから来ています。
HSPは、ストレスからも誘導されるのでストレス蛋白とも呼ばれるそうですが、亜鉛でも誘導されます。
分かり易く例えると
【何かしらの刺激やストレスを与えると人の身体がそれに対抗しようと保護機能を高める】ので、それを上手く誘導して【胃の保護機能を高める】というのをやっていると考えて頂くとよいかもしれない。
HSPは発現要因に特定の相手を選ばない(ストレス、障害物質、病因)内因性の細胞防御因子であり、粘膜の防御機能だけでなく、損傷部位の修復促進作用も有しているとされている。
その仕組みを上手く利用して作られた胃薬が【亜鉛-L-カルノシン】製剤である。
参照)
Biomed Res Trace Elements 18(1):15-19,2007
ファルマシア Vol.31, No.6(1995)