こんにちは。
今回は【喉の痛み】に使用される【桔梗湯】について
【桔梗湯】
・組成・・・桔梗、甘草
桔梗には、【去痰(痰を排出)】と【排膿(膿を出す)】の2つの作用を持っている。
コレは、”ビソルボン類似作用(去痰薬類似作用)”とも呼ばれています。
その桔梗に甘草を加える事で"消炎作用(炎症を鎮める)"が追加される事になります。
桔梗湯はその排膿作用にいくつかの方剤を加える事でニキビ等の化膿性炎症性疾患への応用的使用をされることもあります。
その例の一つに【十味排毒湯】等が挙げられます。
桔梗と甘草の組み合わせ(桔梗湯)に様々な方剤を加えたもので、毛嚢炎(ニキビ=アクネ菌だが、コチラは黄色ブドウ球菌等が原因)に有効である。
ニキビと異なり、毛嚢炎は髭剃りをする男性に生じたりします。
抗生物質を使用される方もいますが、十味排毒湯や荊防排毒散ではなく抗生物質を使用する人は化膿もしない代わりに散りもしないので"硬結(炎症などにより硬くなる)"する事が多いと東洋医学では云われている。
という訳で、喉の痛みに用いる【桔梗湯】の話から派生して皮膚疾患の話になっていましたが、つまり、排膿・去痰作用の桔梗に炎症抑制の甘草を加える事で喉の痛みに使用されます。
さて、そんな【桔梗湯】ですが服用方法に正しい方法があるので下記にてそれを紹介していこうと思います。