こんにちは。
今回は【アセトアミノフェン】について
コロナワクチン等で解熱剤としてニュースになり、一般の人でも多く聞いたことがあると思います。
アセトアミノフェン は子供でも安全に使用が出来る解熱剤です。
(※授乳中でも使用可能です。)
ロキソニン等は授乳中なら選択肢として使用は可能ですが、妊娠中は使用を避けましょう。
解熱鎮痛剤で相談が多いのが、『【妊娠中】・【授乳中】でも安全に使用できますか?』です。
【授乳中でも安全に使用できる鎮痛剤】
第一選択:アセトアミノフェン
第二選択:イブプロフェン
(※半減期(薬が体内に残る時間)が短く、安全性の根拠も多い)
第三選択:ロキソプロフェンNa水和物
(※乳幼児への母乳からの移行も少ない)
なので、一般の方は【アセトアミノフェン =比較的、安全に使用できる】と認識しておいて頂くとセルフメディケーションはしやすいと思います。
(※ただ、痛みを止める効果の強さはそこまで強くなく、ロキソニン等のNSAIDs等の方が期待できます。)
【アセトアミノフェン の注意点】
※1日に1500mg以上の使用では、定期的な肝臓の検査が推奨されています。
※アルコール(お酒)との飲み合わせが絶望的に悪いです。
(※過去に夜職の奥さんがお酒とアセトアミノフェン を夫に併用させ続けた殺人事件に利用される程です。)
これは、アセトアミノフェン が肝臓で解毒される際に無害なものと有毒性のあるものに分解されるのですが、通常は殆ど生じません。
しかし、アルコール(飲酒)のような肝臓で分解される物を一緒に摂ってしまうと、解毒回路の割合がおかしくなり、アセトアミノフェン から肝臓に対する有毒物質の割合が増加します。
なので、アセトアミノフェン を使用する際には、お酒だけは避けて下さい。
AMI薬局では、必ず指導します。
なので、アルコールさえ避ければ、使い勝手も良く安全性の高いお薬なので、鎮痛や解熱で困った際には選択肢として考えてみて下さい。
参照)
・薬の比較と使い分け
・妊婦・授乳婦の薬
・小児科ファーストタッチ