株式会社Eternal Net(旧:AMI薬局)です。
ここ最近、耳にすることも多い【ルテイン】についての記事を更新いたします。
【ルテイン】とは?
ルテインという成分は、カロテノイドの一種です。
カロテノイドとは、ほうれん草などの濃い緑色の色素を思い浮かべて頂くと良いです。
※人は、体内から自分で合成することはできません。
※その為、食事またはサプリメントなどにより摂取する必要があるとされています。
そんなカロテノイドの一種である【ルテイン】は人体の眼の中に存在しています。
眼の中の水晶体と呼ばれるレンズ部分、黄斑部分に存在しています。
・人の眼の中にある【ルテイン】の働きとは?
ルテインには、眼の黄斑色素量を維持する働きがあり、コントラスト感度の改善やブルーライトなどの光刺激からの保護により眼の調子を整えることが報告されている。
そんな【ルテイン】ですが、一般的には【マリーゴールドの花】から抽出精製されたものを指します。
しかし、近年では2種類の【ルテイン製品】が主に世の中へ流通しています。
①石油から合成した合成ルテイン
②天然のマリーゴールドの花から抽出した天然ルテイン
※この2種類の違いについては追々、触れる予定です。
このルテインが眼球に存在していることを紹介しましたが、ルテインが眼に存在している理由として
①ブルーライトなどが黄斑部まで到達するのを防ぐ【天然のサングラス】効果
②2つ目に活性酸素(フリーラジカル)を除去することで、酸化におけるストレス(ダメージ)から眼球を守る
この2つの働きが挙げられます。
近年の研究から【黄斑色素の密度が高くなる=視機能が向上】することが分かってきているようです。
その為、【眼病予防=ルテイン】というイメージが一般的に根付いてサプリメントが色々と販売されるようになってきています。
では、人体では合成ができない【ルテイン】を摂取するためにはどうすれば良いのか?
『食事で十分に補えるのか?』というと、実際問題としては研究などから食事から推奨摂取量を摂ることは難しいと分かってきている。加齢を重ねるほどに。
加齢に伴って、ルテイン消費量と共に必要な摂取量は増えていく傾向にあるため高齢者になるほどに必要になってきます。
米国の研究では、【1日に(ルテインとして)10mg】は摂取することで重度な加齢黄斑変性症の進行リスクが【1日に(ルテインとして)1mg以下】の人々と比べて26%減少した報告があります。
※ここで重要なのは【ルテインとして】です。
後々、紹介しますが市場に出回っているルテインサプリメントには【マリーゴールドの色素が大量含有(ルテインとしては1mg程)】という表現で上手く、大量にルテインが入っているように見せている商品などもあります。
ルテイン製品を選ぶ際には、【成分表】などの裏面をチェックして【1日にどれだけのルテインを摂取できるのか?】を気にするように選んで頂けると良いでしょう。