<<医薬品と歯について>>
今回は医薬品と歯の関係性について
一般の方は知らないと思いますが、医薬品には歯に影響があることから注意が必要なものがあります。
本記事では、一般の方にも分かりやすいように紹介していこうと思います。
・鉄剤を飲み出してから歯が黒くなった?
・歯が着色する抗生物質がある?
・抜歯する前に休薬の薬があった?
・副作用で歯茎が腫れることがある?
以上4つのお題に触れていきます。
<<鉄剤で歯が黒くなる!?>>
以前に過去の記事にて【女性の貧血】について触れました。
成人女性の約半数が鉄欠乏性貧血であると指摘されていると紹介しました。
そんな貧血の方に処方される【鉄剤】ですが【ある飲料水】と一緒に飲むことで歯が黒く着色してしまい悩みを抱える方がいます。
そうなる仕組みと対処方法を紹介します。
貧血では、鉄剤を3〜6ヶ月服用したりします。
これは肝臓や脾臓への貯蔵鉄を補充するため。
本来、人には【貯蔵鉄】という貯金を切り崩しながらお金(鉄)が必要な時に供給する仕組みがあります。
貯蔵鉄と貧血の関係は密接であり、貯蔵鉄の量が貧血の発症や進行に影響を与えることが知られています。
貧血は、血液中のヘモグロビン量が減少し、結果として体組織への酸素供給が不十分になる状態を指します。
この状態はさまざまな原因によって引き起こされますが、貯蔵鉄の不足や低下がその一因となることがあります。
皆様は薬を飲むときに何で飲んでいますか?
多くの方は「水」で服用されると思います。
たまに、「お茶」で飲んだりしてませんか?
私自身も面倒でお茶で飲んだりすることもあります。
しかし、鉄剤に関しては良くないと昔からされています。
お茶に含まれる【タンニン】は鉄剤とキレート形成という形でくっついてしまい、鉄の吸収を低下させてしまうからです。
それでも、服用しないよりかは服用した方が良いので
「お茶しかない」という時は服用して問題ございません。
漢方薬も空腹時が良いことから、食前などで処方されます。
しかし、飲み忘れに気づいた時は飲まないよりかは食後でも良いのです。
そんなわけで、お茶と鉄剤を同時に摂取するとどうなるか?
お茶にはタンニンと呼ばれるポリフェノールが含まれています。
タンニンは歯の表面に付着し、タンニンと鉄が反応することで黒色の化合物を生成します。
この化合物が歯の表面に付着することで、歯が黒く着色する原因となります。
軽度の着色であれば、重曹を使用した歯磨きで落とすことができます。
重度な着色の場合は、歯科クリニックにて歯の研磨が必要になる場合もあります。
可能なら水での服用がおすすめです。